ラウンジ

2026.5.7

早稲田大学西早稲田キャンパスの新52号館4階のラーニングコモンズ

様々な態勢で今までに見たことのない光景が広がっている。床が緩やかに中庭に向かって下っていき、ガラスもカーブし境界が便宜的なラインから動き始める空間ができたように思う。

設計製図の授業で学生課題を見ていると、かならず「ラウンジ」という場所・空間・機能が出てくる。「ラウンジ」と書き、円形机と椅子を並べて描くと、なんとなくそれなりに、、、

なので学生には「ラウンジ・カフェ・足湯は禁止」とした課題設定をしたこともあった。思考停止してしまう気がするので。

なんだか免罪符的なその場所を、真剣に考える機会に直面している。

ラウンジとは何か?何をするのか。どういう気持ちで過ごすのか。

もちろん表面的な機能や必要性は当然理解しているが、その向こうにあるラウンジは何が起こるのだろうか。

学生時代はよくこのラウンジで寝ていた。設計された鈴木恂先生はどう思うのだろうか。30年前に設計されたこの空間は今でも(新たにラーニングコモンズができても)たくましく使われている。そして、たくましい学生はいまも寝ている。(I)

IOII architects